昔から「家」が好きで
外観やら内装やらインテリアの画像を
山ほどストックしていましたが、
現実的にマイホームを考え始めてから
そこに輪を掛けて
検索魔みたいになっている おむすび です。
どうもこんにちは。
長年溜め込んできた
その大量画像ストックを
一度整理してみようと
全部見返してみたんですよね。
するとそれが結構おもしろくて、
昔からずーっと変わらず
やっぱり今も好きなものもあれば、
一体当時の私は
これの何が良かったんだろう…
と疑問に思うものも
たくさん出てくるんですよ。
いや〜、それって
これからマイホームを考える身としては
恐ろしいことだなぁ思いまして。
その時「すごく好き!」と思っても
数年後には全く魅力を感じないなんて。
もちろん自分の好みの
変化もあるだろうけど、
そもそもその時だって
自分が好きって錯覚しただけで、
その時代のトレンドの刷り込み
みたいなものもあったんだろうな。
流行りはその一時だけ。
流行りも最新も
次が出ればすぐ古くなる。
ゴミ箱行きにならず生き残った
この画像コレクションのように、
昔から変わらず好きなもの
ずっと飽きずに好きなもの
で家を建てられるよう、
知らない誰かの価値観に
知らない間に洗脳されないよう
気を付けよう〜って思いました。
モデルハウスやオープンハウス、
近所や通りすがりに目に入る
たくさんの家々…
めちゃくちゃ意識して見まくっているので
だいぶ目が肥えてきてしまって
困っている近頃です(^^;;
でも好きな画像をなんとなーく
漠然と集めていた時とは違い、
意識して見て考えるからこそ
自分の好みや希望が鮮明になり、
あ、私って実はこうなんだと
意外な一面を新たに発見したりしています。
ー 考えの変化 ー
1.最も安く済む総二階でいいやん
→ 平家+αにしたい!
とにかく安く!と金額ばかり見ていた頃は
特に何を考えるわけでもなく
ごく当たり前、普通である
総二階の家でいいと思っていました。
でも生活のしやすさと
老後まで長い目で見た時に、
自分たちの生活は
1階だけで完結する家がいいなと
強く思うようになりました。
でもご存知の通り
平家は土地の広さが必要で
基礎と屋根が大きくなる=高額になる
うちの資金力で完全平家はムリ!
だし、
もしも、万が一、水害があった時に
2階の逃げ場があった方が…
という異常気象の多い
近年ならではの不安もあり
子供部屋とちょっとしたスペースを
2階に作った
半平家を希望するようになりました。
2.広々・オープンな空間
→ 私は結構「おこもり感」が好きだぞ
まぁだいたいどの家の売り文句も
「広々リビング」や「オープンなキッチン」
に設定されているもんで、
それこそが良いもの!っていう
固定観念みたいなものがあったんですが、
本当にそうだろうか、と。
そりゃ狭いより広いに越したことないですよ。
でも当たり前ですが、
広くなればコストは上がる。
まず毎週毎週友達が訪ねてきて
ホームパーティーが開催されるようなこと
我が家では絶対にありえない。
そんな友達たくさんいない!笑
料理もどちらかといえば
ひとり黙々と作業したいタイプ。
天井の高さだって
より高く高く…みたいな風潮やけど
圧迫感を感じない程度に低めの方が
空調の効率もいいだろうし
内装の面積も単純に減る。
…あっぶねー、もう少しで
どこかの誰かの価値観に
またしてもはめこまれる所だった。
他にも違和感を感じる事は色々あって、
最近の理想の家族像って
ちょっと距離感おかしくない?
壁なさすぎじゃない?
と思うおむすび。
いくら家族とは言え、
距離を置きたい時も
ひとりになりたい時もあるでしょうに。
てか私、
ありまくりなんだけど!!笑
子どもだって成長の過程で
親と距離を置きたい時あるでしょうよ。
私、
ありまくりだったんだけど!(2回目)
「いつ何どきでも仲良し家族であるべき」
みたいな押し付け感が窮屈!
良い時も悪い時もあるのが、家族。
プライベート空間はうちには必須。
いつもオープンなんてお断り!笑
3.収納はたっくさん欲しい
→ 足りなくない程度で良い
収納はあればあるほど良いのかもしれんが
あればあるほど物も増える。
収納を増やすことよりも
極力物を増やさない暮らしがしたい。
…と
私も夫も
物がありすぎる実家を持つ身として
一致する考えなのであります。
それに、実際に
気密断熱のいい家に住んでいる人の
「冬用布団や暖房機器がいらなくなった」
って話を聞き、
それだと収納に場所を取る物も
少なくて済むんだなぁと
衝撃を受け、目から鱗でした。
4.あれ…私…
白い家イヤかも
これは自分でも気づいた時
ちょっとビックリだったんですが
どうやら内装も外観も
真っ白である家が苦手なようです。
他にも
「ラグジュアリー」とか「ホテルライク」とか
そういうイメージのものも
自分の家としては嫌やなと。
(1、2日滞在するのだったら大好き)
自己分析の結果、
どうやら温度を感じられない
冷たい印象のあるものを好まないよう。
そうでもないと思ってたけど
木の家がかなり好きらしく、
実際に見れば見るほどそれを確信。
(でもログハウス的なのは好きじゃなくて
あくまで和モダンが好きなのです)
木材の使用率 = 木視率が高いほど
人は安らぐらしく、
目視率40%以上あれば
「やすらぎ空間」なんですって。
壁も真っ白クロスではなく
柔らかい優しい自然色が好き。
塗り壁の質感のある感じとかも好き。
総括すると自分で思ってる以上に
疲れていて癒しを求めている
…じゃなくて、笑
私はシンプルな和テイストが好きなんやなと
改めて気がつきました。
それにこの先一生住むはずの家。
年をとっても違和感なく
心地よく馴染んでくれるのには
結局「和」が
私たちには最適な気がしました。
より便利で
オシャレでカッコイイ家に住みたい。
だから色々情報収集して
後悔したくない!失敗したくない!
と思うけれど、
見れば見るほど、知れば知るほど
方向を見失うこともしばしば。
どこかの知らない誰かや企業の
価値観・ライフスタイル・好きなもの
を刷り込まれてないか
それが好きなのは
それをしたいと思っているのは
本当に「私」なのだろうか
私たち家族に合っているのだろうか
そこをじーっくり自問自答すると
どこかの誰かの受け売りの罠に
嵌らずに済みそうです。
あと長い目で人生を眺めてみる、
今だけでなく先にも目を向けると
選択も色々変わってくるな
というのが
今ここまで色々考え、感じてきた
おむすびの実体験談なのでした。